ひいらぎのこだわり

つくりにおいて、
お念珠(数珠)に大切なものは「珠」「房」「組み」です。
これを全て理想の仕様で組み合わせたのが今回の念珠です。
特に房は試作を重ねて辿り着いたもので、繊細かつ
長い年月の使用にも応えられる丈夫さをもった正絹房です。

珠と房の色合わせでは、ひいらぎらしさを出して遊んでみました。
これまでに見たことのない組み合わせのお念珠がたくさん入っていますが、
斬新すぎるように見えるものでさえ、正式な仏事にもお使いいただけるよう
きちんと考えています。
元来片手念珠には色の組み合わせのタブーはない*ということを、
長らく念珠に携わってきた専門の方にお伺いし、今回の組み合わせが生まれました。

明るい色を使わない方がいい、同系色で揃える、そういうことがお念珠を
つまらないものにしてしまい、人々の心から遠ざけていたのではないかと考え、
ひいらぎでは積極的に持ちたいと思えるお念珠の色合わせをご提案していこうと思います。

09-tama
ひいらぎのお念珠用の珠は、市販されているブレスレット等に使われる
通常の珠よりも大きめの穴を開け、穴の内部の研磨を何度も繰り返し、
仕上げに穴口の面を取ります。(写真右中部分の穴ご参照)
そうすることで、糸切れを起こしにくいしっかりとしたお念珠が仕立てられるのです。
hiiragi_DM03 穴口はほとんど見えることのない本当に些細な部分ですが、
同じ念珠でも穴口の面を取る行程を経るか否かで糸の切れやすさ、
珠の割れやすさが変わってくる非常に重要な箇所です。
名だたるお寺の念珠などを長年研磨されてきた国内の研磨工場で
研磨をしておりますので、安心してお使いいただけます。
IMG_7199
房に使う糸は、厳選された絹を国内で精錬し、経尺(へじゃく)、
撚りかけ、玉付けの行程を経て組上げに至ります。
さらにお念珠用の糸はそこから撚り房にされるべく専用の機械にかけ
られます。最後の糸の撚りかけ作業の微妙な加減は仕上がりを
左右する非常に重要な行程です。
img_0440-gひいらぎがお願いしている糸屋さんの房は
これまでの数珠の房よりも柔らかくしなやかな手触りです。
蚕の絹の質・精錬の質・作り手の技術のおかげで
この手触りが産まれています。

また、縒り房は機械で圧力をかけて縒っていくため、
微妙な加減とともに、それに絶えられるだけの絹糸の質も求められます。
縒る作業は糸に負担がかかるので切れやすく、
細くするのが難しいのですが
ひいらぎの女性物の房では、日本中でここでしか作ることのできない
極細の縒り房を使っています。
IMG_0446-g
ひいらぎの房のもう1つの特徴として、房の形状があります。
これまでの房のように頭部分に金紙を巻いて和編みで被せ編みをする房ではなく、
芯に巻き付けた房をひっくり返し、首部分にレース編み状の飾りを巻き付けています。

画で見ると簡単そうに見える作業も、
糸が何年使用しても抜けないようにしっかり結び留めたり、
撚り房の端が完成したときに揃うようにすることなど
細部に留意を行き渡らせて作っております。
IMG_0492-g 意外なことに、今回この房を開発する際に用いた技術は
ひいらぎが当初想定していた「海外の糸組みの技術を転用」することではなく
日本の伝統工芸技術を組み替えたものの集まりでできあがりました。

お念珠というのはとても大事な儀式に用いる法具なので、
デザインがありすぎると使い勝手の悪いものになってしまいます。
デザインしすぎず新しさを感じていただけるよう心がけました。
kumi01組み
念珠の組みは、検索すればすぐに出てきますが、
糸の納め方がプロの仕事とは異なる簡略化されたものがほとんどです。
特に熟練の職人の施したものと一般の方とでは大きく異なる部分として
珠と房を繋ぐ「アミ」と呼ばれる部分の四ツ組みがあります。
お念珠の組みに慣れるには毎日やっても数年かかり、
一人前の職人になると小指に力がぐっと入るようになります。
ひいらぎのお念珠は数十年のベテランの男性職人が編んでいるので
使い込んでもゆるみが出にくい仕上がりになっています。
IMG_0294
パッケージデザイン
桐箱は過度の湿気・乾燥の水分調節をしたり、
防虫効果を発揮して中のものを守るとても優秀な保管箱**です。
形状は印籠蓋といい、底面に対して決まった向きのみでぴったりはまる美しい作りの箱です。
模様を天面一面に施す作業は木の部分によって色の出方がかなり違ってくるので、濃い木目と
薄めの木目の箱に分け、違う出力温度で刻印してもらうという手間をいただいています。

天面にデザインされている柄は、お釈迦様が悟りを開いたときに居たといわれる
インドボダイジュをモチーフにしております。
男性物と女性物でサイズを合わせておりますので、
ご夫婦・ご家族でご利用の場合も綺麗に収納いただけます。
お祝いやお嫁入り道具としても最適です。
*朱赤の房だけは(片手念珠といえど)仏事には全国的に避けられます。その他地方や信仰する宗派によってルールが異なる場合もございますので、
仏事利用の際はご親族やお寺の方にご相談ください。
**桐箱お取り扱いの際には直射日光や乾燥を避け、冷暗所で保管するようにしてください。

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【店舗のお知らせ】イベントなどで臨時休業をいただくことがあります。
ツイッターか、お問い合わせでご確認ください。

  • 2017/11/01 11/1−11/14中川政七商店(銀座SIX・仙台SPAL)にてひいらぎのお念珠オーダー会を開催しております。
  • 2017/10/07 芸工展コア期間が始まりました。ひいらぎの”大野舞 原画展”は22日までです。
  • 2017/10/01 ”つながりの念珠”のオンラインおよび千駄木での発売を開始いたしました。

ひいらぎのこだわり

09-tama

つくりにおいて、
お念珠(数珠)に大切なものは「珠」「房」「組み」です。
これを全て理想の仕様で組み合わせたのが今回の念珠です。
特に房は試作を重ねて辿り着いたもので、繊細かつ
長い年月の使用にも応えられる丈夫さをもった正絹房です。

珠と房の色合わせでは、ひいらぎらしさを出して遊んでみました。
これまでに見たことのない組み合わせのお念珠がたくさん入っていますが、
斬新すぎるように見えるものでさえ、正式な仏事にもお使いいただけるよう
きちんと考えています。
元来片手念珠には色の組み合わせのタブーはない*ということを、
長らく念珠に携わってきた専門の方にお伺いし、今回の組み合わせが生まれました。

明るい色を使わない方がいい、同系色で揃える、そういうことがお念珠を
つまらないものにしてしまい、人々の心から遠ざけていたのではないかと考え、
ひいらぎでは積極的に持ちたいと思えるお念珠の色合わせをご提案していこうと思います。


ひいらぎのお念珠用の珠は、市販されているブレスレット等に使われる
通常の珠よりも大きめの穴を開け、穴の内部の研磨を何度も繰り返し、
仕上げに穴口の面を取ります。(写真右中部分の穴ご参照)
そうすることで、糸切れを起こしにくいしっかりとしたお念珠が仕立てられるのです。
穴口はほとんど見えることのない本当に些細な部分ですが、
同じ念珠でも穴口の面を取る行程を経るか否かで糸の切れやすさ、
珠の割れやすさが変わってくる非常に重要な箇所です。
名だたるお寺の念珠などを長年研磨されてきた国内の研磨工場で
研磨をしておりますので、安心してお使いいただけます。

房に使う糸は、厳選された絹を国内で精錬し、経尺(へじゃく)、
撚りかけ、玉付けの行程を経て組上げに至ります。
さらにお念珠用の糸はそこから撚り房にされるべく専用の機械にかけ
られます。最後の糸の撚りかけ作業の微妙な加減は仕上がりを
左右する非常に重要な行程です。
ひいらぎがお願いしている糸屋さんの房は
これまでの数珠の房よりも柔らかくしなやかな手触りです。
蚕の絹の質・精錬の質・作り手の技術のおかげで
この手触りが産まれています。

また、縒り房は機械で圧力をかけて縒っていくため、
微妙な加減とともに、それに絶えられるだけの絹糸の質も求められます。
縒る作業は糸に負担がかかるので切れやすく、
細くするのが難しいのですが
ひいらぎの女性物の房では、日本中でここでしか作ることのできない
極細の縒り房を使っています。
ひいらぎの房のもう1つの特徴として、房の形状があります。
これまでの房のように頭部分に金紙を巻いて和編みで被せ編みをする房ではなく、
芯に巻き付けた房をひっくり返し、首部分にレース編み状の飾りを巻き付けています。

画で見ると簡単そうに見える作業も、
糸が何年使用しても抜けないようにしっかり結び留めたり、
撚り房の端が完成したときに揃うようにすることなど
細部に留意を行き渡らせて作っております。
意外なことに、今回この房を開発する際に用いた技術は
ひいらぎが当初想定していた「海外の糸組みの技術を転用」することではなく
日本の伝統工芸技術を組み替えたものの集まりでできあがりました。

お念珠というのはとても大事な儀式に用いる法具なので、
デザインがありすぎると使い勝手の悪いものになってしまいます。
デザインしすぎず新しさを感じていただけるよう心がけました。
組み
念珠の組みは、検索すればすぐに出てきますが、
糸の納め方がプロの仕事とは異なる簡略化されたものがほとんどです。
特に熟練の職人の施したものと一般の方とでは大きく異なる部分として
珠と房を繋ぐ「アミ」と呼ばれる部分の四ツ組みがあります。
お念珠の組みに慣れるには毎日やっても数年かかり、
一人前の職人になると小指に力がぐっと入るようになります。
ひいらぎのお念珠は数十年のベテランの男性職人が編んでいるので
使い込んでもゆるみが出にくい仕上がりになっています。
パッケージデザイン
桐箱は過度の湿気・乾燥の水分調節をしたり、
防虫効果を発揮して中のものを守るとても優秀な保管箱**です。
形状は印籠蓋といい、底面に対して決まった向きのみでぴったりはまる美しい作りの箱です。
模様を天面一面に施す作業は木の部分によって色の出方がかなり違ってくるので、濃い木目と
薄めの木目の箱に分け、違う出力温度で刻印してもらうという手間をいただいています。

天面にデザインされている柄は、お釈迦様が悟りを開いたときに居たといわれる
インドボダイジュをモチーフにしております。
男性物と女性物でサイズを合わせておりますので、
ご夫婦・ご家族でご利用の場合も綺麗に収納いただけます。
お祝いやお嫁入り道具としても最適です。
*朱赤の房だけは(片手念珠といえど)仏事には全国的に避けられます。その他地方や信仰する宗派によってルールが異なる場合もございますので、
仏事利用の際はご親族やお寺の方にご相談ください。
**桐箱お取り扱いの際には直射日光や乾燥を避け、冷暗所で保管するようにしてください。