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ハンカチに包む?

自分の数珠を持っていても、細かく把握していらっしゃる方はあまり多くありません。
今日は片手念珠のパーツとその意味、そして持つ時に気に留めたいことを。

お念珠は、以前の「よみもの」でもご紹介したように本体の珠・二天(本体の間にある二つの小さな珠)・母珠(ぼだま)・ボサ(母珠の下の螺旋状の部材)・房 でできています。

ボサという螺旋状の珠はぼさつ様=仏様のことをいい、仏様が宿っていらっしゃると考えられています。あなたのための小さな仏様、実はここにいるのです。

ですからそのままポケットに入れて持ち歩いたり、ハンカチ(トイレの後手を拭く!仏様!!)にくるんで持つのではなく、念珠専用の袋やポーチをお使いいただくことをおすすめしております。

読経の傾聴で座っている際は左手にかけるか、念珠袋などの上に置いていただくとよいでしょう。ここでも、ハンカチの上に置くのは少し我慢。葬儀の際は何かと慌ただしいことも多いと思いますが、席を離れる際には椅子の上に置きざりにせず、お手元にお持ちください。

ちなみにひいらぎでは、”座具(ざぐ)”という正方形のリバーシブルの念珠袋をお作りしております。
座具というのは昔あった「数珠専用のミニ座布団」という法具の名前でして、今はほとんど作られなくなってしまったので、形を継承した数珠袋を作り、座具と名付けました。 念珠を入れるための袋ではありますが、平たい袋状ですので、読経の際など広げてお念珠をおけば”座具”本来の使い方もできて一石二鳥!あなたの仏様、ぜひ大事に使ってあげてください。

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